手帳のあれっ
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詳細
- 評価
- 4.6
- バージョン
- 1.3.25
- 開発者
- 有限会社ドリームズ・カム ・トウルー
手帳を買ったものの、付録ページをうまく使い切れずに終わることがある。私も紙の手帳を開くたびに、便利そうな一覧や記録欄を眺めながら、結局どこから使えばいいのか迷うタイプだった。そんなときに試しやすいのが、手帳専門店が作った付録を集めた手帳サポートアプリ、手帳のあれっだ。
このアプリは、予定を入力して管理する一般的なカレンダーアプリとは方向性が違う。手帳を使うときに役立つ情報を、スマートフォンで確認するための小さな参考書に近い。紙の手帳を中心に使いたい人が、必要な付録だけをすぐ見たいときに向いている。反対に、通知や予定の自動登録まで一つのアプリで済ませたい人には、少し物足りなく感じるはずだ。
まず知っておきたい、このアプリの立ち位置
分類としては書籍・参考書のアプリで、開発元は有限会社ドリームズ・カム ・トウルー。無料で始められ、対象年齢は3歳以上になっている。ストアでは平均4.6の評価が付き、評価数はおよそ1.6K、レビュー数は276件。インストール数も10万以上に達しているので、手帳を使う人向けの小さな道具としては、すでに一定の利用者がいることが分かる。
現在のバージョンは1.3.25で、最低動作環境はAndroid 7.0。基本的には無料で使える一方、アイテムごとに¥120のアプリ内購入がある。この点は、最初からすべてが無料で見られると思っている人が戸惑いやすいところだ。私は、まず無料で触れる範囲を確認し、自分の手帳の使い方に本当に必要な内容だけを選ぶ姿勢が合っていると思う。
ストア上の短い説明は「手帳のあれっ」という印象的な言葉で、長い機能一覧を並べるタイプではない。だから初めて見る人は、予定管理アプリなのか、手帳の使い方を学ぶアプリなのか判断しづらいかもしれない。実際に触ってみると、主役は予定の入力ではなく、手帳に付いていると便利な情報をスマートフォンで確認することにある。
ここを理解しておくと、使い始めてからの失望が少ない。Googleカレンダーのように予定を登録して通知を受けるものでもなく、メモアプリのように自由な文章を蓄積するものでもない。紙の手帳を使う人の横に置き、必要なときに参照する補助役として考えるのが一番しっくりくる。
インストール後に最初にすること
最初の準備は、アプリを開いて画面全体を急いで理解しようとしないことだ。私はこの手の付録集では、表示された項目を上から順番に全部読むより、普段の手帳で困っている場面を一つ決めてから探すほうが効率的だと感じる。
たとえば、旅行の日程を手帳にまとめたいのか、毎日の記録を続けたいのか、月ごとの予定を見渡したいのかで、見るべき付録は変わる。目的を決めずに眺めると、便利そうな情報が多く見えて、かえって何も使わずに閉じてしまう。最初は「今週の手帳で一つ役立てる」というくらいの小さな目標で十分だ。
紙の手帳をすでに持っている人は、アプリを開く前に手帳を一度見返しておくとよい。空いているページ、記入が続かなかった欄、毎回調べ直している情報を確認しておけば、アプリの内容と自分の悩みを結び付けやすい。手帳をまだ買っていない人でも、スマートフォンで記録したいことを三つほど考えておくと、付録集としての価値を判断しやすくなる。
ここで大事なのは、アプリを手帳そのものの代わりにしようとしないことだ。画面上で完結する予定管理を期待すると、入力や通知の不足が気になる可能性がある。逆に、書く場所は紙に残し、調べる場所だけスマートフォンに分けると、役割がはっきりして使いやすい。
最初の成功体験は「一つだけ紙に移す」
初回利用でおすすめしたいのは、アプリを見ながら紙の手帳に一つの情報を実際に書き込むことだ。読むだけでは、参考書を読んだ気分になって終わりやすい。手帳の余白や付録欄に一項目だけ転記すれば、アプリが自分の生活に役立つかどうかをすぐ判断できる。
たとえば週末の外出を計画しているなら、必要な情報をアプリで確認し、手帳の日付欄の横に短くまとめる。家族との予定なら、全員が見ても分かるように記号や色を決めて書く。仕事の予定なら、細かい説明をそのまま写すのではなく、後から見返す自分が理解できる言葉に縮める。この一手間によって、付録が単なる読み物ではなく、手帳を使うための材料になる。
私は最初からきれいな手帳を作ろうとしないほうがよいと思う。色分けや装飾を増やすと、書くこと自体が目的になりやすい。まずは黒いペンで一つ記入し、翌日に見返す。それで役立ったなら、次に同じ情報を使う場面を増やせばよい。アプリの価値を短時間で確かめるには、この小さな実験が向いている。
もう一つの使い方は、毎週同じ曜日に付録を確認する習慣を作ることだ。週の始まりに予定を整理し、必要な項目だけを紙へ移す。毎日アプリを開き続ける必要はなく、手帳を書く前の確認用として使う。この方法なら、スマートフォンを長時間眺めてしまう問題も抑えやすい。
実生活で役立つ具体的な場面
現実的な例として、土曜日に家族で外出する予定があるとする。私は前日の夜にアプリを開き、必要な付録を確認してから、手帳の土曜日の欄に集合時間、持ち物、連絡事項を短く書く。家族から追加の予定が来たら、紙の記入を修正する。アプリで予定を一から作るのではなく、情報を整理して紙に落とすために使う流れだ。
この方法の良さは、手帳を開けば一日の流れが見えることにある。スマートフォン内の複数の画面を切り替えるより、紙の一ページに自分なりの順番でまとめられる。アプリはその下準備を助ける役割になる。特に、手帳の付録ページを使いこなせていない人には、空白を埋めるきっかけを作りやすい。
別の使い方として、手帳を買い替えた直後の試運転にも向いている。新しい手帳は、月間欄、週間欄、メモ欄のどれを中心に使うかが決まっていない。いきなり一年分の書き方を固定せず、アプリの付録を参考にしながら一週間だけ試す。合わなければ書き方を変えればよく、最初から完璧な運用ルールを作らなくて済む。
子どもと一緒に手帳を使う家庭でも、年齢制限が3歳以上である点は安心材料になる。ただし、アプリの内容を子どもだけに任せるというより、大人が見せる情報を選び、紙に書く作業を一緒に楽しむ使い方が現実的だ。手帳を通じて予定を確認する習慣を作る補助として考えると、無理がない。
分かりにくく感じやすいところ
一番の混乱は、名前から具体的な機能を想像しにくいことだと思う。タイトルだけを見ると、手帳の予定を入力するアプリに見えるかもしれない。しかし、実際には付録集としての性格が強い。予定を登録して管理する目的なら、専用カレンダーやタスク管理アプリのほうが操作は分かりやすい。
また、無料アプリだからといって、すべての項目を無条件に使えるとは限らない。アプリ内購入はアイテムごとに¥120なので、購入画面が表示されたときは、必要性を考えてから進めたい。私は、手帳の使い方がまだ定まっていない段階で複数の項目を買うより、無料部分で一週間試してから判断するほうが納得しやすいと思う。
付録を見つけても、そのまま全部を手帳へ写す必要はない。情報量が多いものを丸ごと転記すると、手帳が見づらくなったり、書く負担が増えたりする。必要な部分を自分の言葉に短縮し、参照する頻度が高いものだけ残すのがコツだ。アプリは情報を見せてくれるが、最終的な整理方法は利用者側で決める必要がある。
さらに、スマートフォンで確認すること自体が苦手な人には向きにくい。紙の付録を一度見れば済む人、手帳に必要な情報が最初から揃っている人なら、わざわざアプリを併用する意味は小さい。逆に、手帳を持ち歩くけれど付録ページを開くのを忘れがちな人には、スマートフォンから確認できる点が便利に働く。
紙の付録やカレンダーアプリとの違い
紙の手帳に付いている付録と比べると、このアプリは持ち歩く荷物を増やさずに参照できるのが利点だ。手帳を家に置いてきた日でも、スマートフォンだけで内容を確認できる場面がある。一方、紙の付録はページをめくるだけで全体を見渡せ、書き込みやすい。長く眺めながら考える用途では、紙のほうが落ち着くことも多い。
カレンダーアプリとの比較では、役割の違いがはっきりしている。カレンダーアプリは予定の時刻、通知、繰り返し登録など、日々の行動を忘れないための仕組みが得意だ。このアプリは、手帳をどう使うか、どの情報を参照するかという部分を支える。予定の抜け漏れを防ぎたい人はカレンダーアプリを主役にし、紙に考えを残したい人がこちらを補助にすると、競合させずに使える。
メモアプリとの違いもある。メモアプリは自由度が高い反面、何を書けばよいかを自分で決めなければならない。こちらは手帳向けの付録という枠があるため、白紙から考える負担を減らしやすい。ただし、自由な文章、画像、細かな分類を大量に保存したいなら、メモアプリのほうが適している。
つまり、このアプリの強みは多機能さではなく、手帳を使う人が参照する情報を一か所に寄せられることだ。できることを増やす道具ではなく、手帳を書く前の迷いを少し減らす道具と考えると、評価しやすい。
続けて使うための私なりの工夫
私なら、最初の一週間は「見る日」を決める。毎朝確認するのではなく、手帳を整理する曜日にだけ開く。そこで次の一週間に必要な情報を選び、紙へ短く書く。使う頻度を絞ることで、アプリを開くこと自体が目的になるのを防げる。
二つ目は、手帳に写した内容の横へ小さな印を付けることだ。後から役立った項目と、使わなかった項目を見分けられる。数週間続けると、自分に必要な付録だけが分かってくる。不要な情報を減らせば、手帳のページもスマートフォンの確認時間もすっきりする。
三つ目は、購入を急がないことだ。¥120という金額は大きくないが、付録の内容が自分の生活に合うかを確認してから選ぶほうがよい。手帳を毎日書く人と、月に数回だけ予定を整理する人では、便利に感じる項目が違うからだ。無料で触れられる範囲を試し、実際に紙へ転記してから決めるのが安全だ。
反対に、通知で行動を促してほしい人、複数端末で予定を同期したい人、仕事のタスクを細かく管理したい人は、別のアプリを主役にしたほうが満足しやすい。こちらを無理に予定管理の中心へ置くと、期待する機能との違いに疲れてしまう。
どんな人なら試す価値があるか
手帳を買ったけれど、月間ページ以外をほとんど使っていない人には、試す価値がある。付録をどう使えばよいかの入口を作りやすく、白紙のページを前に悩む時間を減らせるからだ。紙に書く行為が好きで、スマートフォンは情報を調べる道具として使いたい人にも相性がよい。
一方で、すでに自分の手帳術が完成している人は、新しい仕組みを追加する必要がないかもしれない。予定をすべてデジタルで管理している人や、付録を読むより自分で自由に記録したい人も、優先度は低い。無料で始められるため試すハードルは低いが、使わない情報を増やすだけにならないよう、自分の困りごとを基準に判断したい。
私の結論は、これは大きな機能を一つで解決するアプリではなく、手帳との付き合い方を少し整えるための参考書だということだ。インストール後は、目的を一つ決め、付録を一項目だけ確認し、その日の手帳へ実際に書いてみる。その流れで便利さを感じられれば、必要なアイテムを追加で検討すればよい。
無料で始められ、Android 7.0以上で動作し、対象年齢も3歳以上。手帳をもっと気軽に使いたい人にとって、試して合わなければやめやすい入口になっている。私は、スマートフォンだけで完結する管理アプリを探している人には勧めないが、紙の手帳を中心にしながら、付録を上手に活用したい人には友人にも紹介できる一作だと思う。











